感染症と登園の目安

認定こども園は、生活環境の異なる乳幼児が集団で長時間生活を共にする場です。

病気の種類によっては多くの子に広まってしまうこともありますので、医師に「感染症」と診断を受けた場合は出席停止になる場合があります。出席停止か否かに関わらず、診断を受けた際は必ず園まで連絡をお願いいたします。

 

病後の登園時期について

 

登園可能の判断については「病状が回復」し「集団生活に支障がない」ことが重要になります。
医師に認定こども園に通園している旨をお伝えいただき、いつ頃から登園可能かを確認の上、園まで連絡をお願いいたします。
また、感染症によって登園再開の際に提出していただく書類が異なります。当園の目安と合わせて確認をお願いします。(出席ノートや入園のしおりにも記載があります)

 

【意見書(医師記入)が必要な感染症】

感染症名感染しやすい期間登園の目安
麻しん(はしか)発症1日前から発しん出現後の4日後まで解熱した後3日経過し、医師が認めるまで
風しん発しん出現の7日前から7日後くらい発疹が消失し、医師が認めるまで
水痘(水ぼうそう)発しん出現1~2日前からかさぶた形成まですべての発しんがかさぶたになり、医師が認めるまで
流行性耳下腺炎(おたふく風邪)発症3日前から耳下腺腫脹後4日耳下腺、顎下腺、舌下腺の腫脹が発現してから5日経過し、かつ全身症状が良好になっていること
結核 医師により感染の恐れがないと認められていること
咽頭結膜熱(プール熱)発熱、充血等の症状が出現した数日間発熱、充血等の主な症状が消失した後2日経過していること
流行性結膜炎充血、目やに等の症状が出現した数日間結膜炎の症状が消失していること
百日咳抗菌薬を服用しない場合、咳出現後3週間を経過するまで特有の咳が消失するまで、または5日間の適正な治療を終了し、医師が認めるまで
腸管出血性大腸菌感染症(O-157、O-26、O-111等) 医師により感染のおそれがないと認められていること(5歳未満の無症状病原体保有者は、2回以上連続で便から菌が検出されなければ登園可能)
急性出血性結膜炎 医師により感染の恐れがないと認められていること
侵襲性髄膜炎菌感染症(髄膜炎菌性髄膜炎) 医師により感染の恐れがないと認められていること

 

【登園届(保護者記入)が必要な感染症】

感染症名感染しやすい期間登園の目安
溶連菌感染症適切な抗菌薬治療を開始する前と開始後1日間抗菌薬内服後24~48時間が経過していること
マイコプラズマ肺炎適切な抗菌薬治療を開始する前と開始後数日間発熱や激しい咳が治まっていること
手足口病手足や口腔内に水疱・潰瘍が発症した数日間解熱して、普段の食事がとれること
伝染性紅斑(りんご病)発疹発現前の1週間全身状態が良いこと
ウイルス性胃腸炎(ノロ、ロタ、アデノ等)症状のある間と、症状消失後1週間(量は減少していくが数週間ウイルスを排出しているので注意が必要)嘔吐、下痢等の症状が治まり、普段の食事がとれていること
ヘルパンギーナ急性期の数日間(便の中に1ヶ月程度ウイルスを排出しているので注意が必要)発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること
RSウイルス感染症呼吸器症状のある間呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと
帯状疱しん水疱を形成している間すべての発しんがかさぶた化していること
突発性発しん 解熱して元気になり、全身状態が回復するまで
インフルエンザ症状がある期間(発症前24時間から発病後3日程度までが最も感染力が強い)発症した後5日を経過し、かつ解熱した後3日を経過していること
新型コロナウイルス感染症発症後5日間発症した後5日を経過し、かつ症状が軽快した後1日を経過すること
※無症状の感染者の場合は、検体採取日を0日目として、5日を経過すること

 

伝染性膿痂疹(とびひ)、伝染性軟属腫(水いぼ)、
あたまじらみ、寄生虫病(ぎょう虫)
症状によって出席停止の必要あり。医師の指示に従う

 

エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、
痘そう、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、
ラッサ熱、急性灰白髄炎、ジフテリア、
重症急性呼吸器症候群(SARSコロナウイルス)、
  鳥インフルエンザ(H5N1)、
感染予防法の第六条七項〜九項に規定する疾患
医師の指示する期間治癒するまで

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